こんにちは!
20日に行われたラグビーワールドカップ【日本VSロシア】の試合は盛り上がりましたね❗
最初にロシアにトライを取られましたが、その後見事な逆転勝利でした。
28日は世界ランキング1位のアイルランドとの試合です!
皆さんで応援して勝利を祈りましょう💪💪💪
さて、今回は【プラークコントロール】についてお話します。
これは虫歯や歯周病の原因となるプラークを減らすことを言います。
プラークコントロールは口腔内の正しい知識をもとに、ブラッシングによるセルフケアや、プロフェッショナルケア等を行うことが重要です。
では皆さん【プラーク】とは何なのかご存知でしょうか❓
プラークとは
虫歯菌や歯周病菌をはじめとする細菌のかたまりのことを言います。
歯に似た色で確認しにくいため、磨き残しがあっても気が付きにくいです。
プラーク1mg中には、さまざまな細菌が1~10億個存在すると言われています💀
では、プラークはどのように形成されるのでしょうか❓
【ブラッシング後のプラーク形成過程】
➀1~2分後 ➡ ペリクル形成・細菌の付着が始まる
ペリクルとは歯の表面にできる被膜のことを言います。
細菌は含まれておらず、ここに細菌が住み着きプラークを形成していきます。
②2~3時間後 ➡ 細菌の増殖・異なる種類の細菌の増殖(糸状菌・桿菌)
ペリクルは粘着性が高いため、細菌や食べカスを吸着しやすく
集まった細菌に栄養を与える場所となります。
③~3日後 ➡ プラークの成熟(細菌叢の複雑化・厚みの増加)
歯や歯肉に悪影響を与える細菌が増え、バイオフィルムという簡単には落とすことのできないかたまりとなります。
この時点で、歯肉炎やブラッシング時に出血するなどの症状が出始めます。
このようにプラークが形成されていきます。
- ブラッシング中に歯肉から血がでる💀
- 毎日歯を磨いているのに、歯医者さんでプラーク付着に関して指摘されてしまう。。。
こんな悩みをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか❓
そんな方は、プラークの質によって磨き方を考えてみましょう❗
プラークテクスチャー
お口の中では、唾液や歯並びなどの口腔内環境の違いによりプラークの質が異なります。
➀かたいプラーク
唾液腺の機能の低下や、口呼吸による口腔乾燥により唾液流動性が悪い部分に付着します。
②ネバネバプラーク
清涼飲料水による水分補給※詳しくはシュガーコントロールの記事を見てください❗
砂糖の頻回・過剰摂取により付着します。
③厚いプラーク
歯ブラシが入りづらい・磨き癖があり磨けていない部位に付着します。
プラークの染め出しに使っている染色液が2色に変わる仕組みですが、
成熟したプラークの密度によって色が変わっています。
赤色は粒子が大きいため、比較的付着して間もない粗な構造のプラークに定着します。
青色は粒子が小さいため、密な構造の成熟したプラーク層まで到達し定着します。
- 歯が重なり合っている部位(叢生)
- 歯肉炎により歯肉が腫れている部位
- 矯正装置のブラケット周り
これらは密な構造をしたプラークが付着している可能性が高い部位です😖
歯磨きペーストを付けているからプラークが落ちる訳ではなく、
歯面に正しくブラシの毛先が当たっているためプラーク除去ができます。
ブラッシングを行う際に、磨きにくさを感じた部位はブラシを当てる回数を増やしてみるだけでも効果がありますので是非試してみてください👌
また、歯石になっていたり口臭を指摘された場合は早めに歯科医院を受診し、PMTCや歯周病のチェックを受けられることをおすすめします👩⚕️
当院では患者様に合ったブラッシング方法やセルフケアの提案に力を入れています。
さまざまなケア用品も取り揃えておりますので、是非チェックしてみてください😊✨
えびす矯正歯科 歯科衛生士